建築コラム
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建築コラム
リビングで “学ぶ” と “つなぐ”
2023.01.27
こんにちは!北海道帯広市の建築設計会社「株式会社 総合設計」です。
子どもは子ども部屋で勉強させる方が良いと思っていませんか?
近年、子どものリビング学習が主流になっています。
「リビングだとテレビや会話が邪魔で集中できないのでは?」
と思われるかもしれません。
しかし、家族が近くにいる安心感、わからない問題をいつでも親に質問できる環境が大切なのです。
勉強場所を子ども部屋に固定するのではなく、家中勉強スペースにすることで気分転換になる、家族に知識を話すことでより頭に記憶される、部屋に孤立せず家族との会話でコミュニケーション能力を身に付けられるといったメリットがあります。
家族も一緒に過ごす時間が増えるので、自然と会話が増えて家庭内が明るくなったり、親も子どもの様子が常に見えることで安心につながり、リビング学習は家族全体に良い効果をもたらすのです。
勉強スペースは子どもが巣立った後も書斎としての利用や家事スペースとして活用できます。
さらに、リビングにいる時間が長いと子ども部屋にいる時間が減るので、子ども部屋の大きさは必要最低限で済み、他の部屋を広くすることもできます。
このように、間取りひとつで子どもが勉強しやすい空間づくり、コミュニケーションが増える家づくりができるのです。
住宅のプラン作成の際はコミュニケーションが自然と増える家づくりを意識してみては?