建築コラム
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空気が動く窓配置 | 風を通す北窓
2023.04.15
こんにちは!北海道帯広市の建築設計会社「株式会社 総合設計」です。
北側窓は陽が入りにくいからあまり重要ではない、と思っていませんか?
たしかに、陽は入りにくいですが、通風計画には非常に重要な窓です。
夏は南寄りの風、冬は北寄りの風が吹くので、南北に窓を設けることで風の流れができやすく通風に適した窓配置といえます。
例えば、一般的には1階南側にリビングで、そこには必ず窓があります。
さらに2階北側に窓を設けられるスペースがあれば南北通風ができるのです。
この例だと、温度差による上昇気流でも空気を運んでくれるので、1階南窓と2階北窓は通風がしやすく効率的といえます。
窓配置は基本、例の南北通風のように対角に配置することが大切です。
対角に配置すると、南=北、東=西の通風ができ、風が家全体を通る仕組みができ、しっかり空気を回すことができます。
風の流れが悪いと空気が淀んだり、結露・カビ・ダニの原因になったりと良いことがありません。
プラン作成時にデザイン、採光、通風などの目的、位置や大きさは的確かを考え、プランに反映してみては?