建築コラム
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壁紙ひとつで部屋を広く | 低予算でおどろきの効果
2022.12.19
こんにちは!北海道帯広市の建築設計会社「株式会社 総合設計」です。
壁紙を選ぶ時に「この色イイネ」、「おしゃれ」というだけで選んでいませんか?
もちろん、直感で自分の好きなモノを選ぶのもよいですが
壁紙のいろいろな効果を理解した上で選ぶとより良いインテリアに近づくと思います。
効果の一例として、張り分けによる視覚的な空間の分離、素材感による雰囲気の変化、色の濃淡によって圧迫を感じたり、広く見えたりするなどの効果があります。
視覚的分離を例にすると、リビングとキッチンの天井の高さが変わるところで壁紙を張り分ける事により、まるでスペースが分かれているように見せることができメリハリのある空間を演出できます。
色の濃淡を使い分けた場合、白い壁紙にすると部屋が大きく見え、色の濃い壁紙にすると部屋が引き締まって圧迫感を与えることがあるのです。
これは、白い服を着ると着膨れし、黒い服を着ると引き締まって見えるような視覚効果が部屋にも働いているということです。
このように壁紙の色、素材によって目で感じる雰囲気は変わってきます。壁紙選びは色や柄単体で見るのではなく、全体像を想像しながら選ぶことが重要になります。
個性を出しつつ、一体感のあるインテリアになるよう選んでみてはいかがでしょう?